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El Ojo Critico : 証言の真実と広報の虚偽:怪奇現象の虚像と実像

· 111 min read
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(全体俯瞰 : AI 生成) click で拡大

前置き+コメント

懐疑派の Web 記事(スペイン語)、

"El Ojo Critico"

https://elojocritico.info/los-testigos-no-mienten-los-divulgadores-si/

を AI で整理し、末尾に DeepL 訳を付けた。

この記事で取り上げられている幾つかの話題は、別記事にするかも。


以下、情報源を NotebookLM で整理した内容。

要旨

この資料は、マニュエル・カルバジャル氏による‌‌調査報告‌‌であり、超常現象やUFO目撃談における‌‌「客観的事実」と「作り上げられた物語」の乖離‌‌を鋭く指摘しています。

著者は、ガバランダルの聖母出現やベルギーのUFO写真など、有名な事例が実際には‌‌悪戯や誤認‌‌であったことを現地調査に基づき明らかにしました。デジタル時代において、AIやSNSを通じた‌‌情報の改ざん‌‌が蔓延している現状に警鐘を鳴らし、公開情報に頼らず‌‌直接取材‌‌を行うことの重要性を説いています。

最終的に、目撃者自身は真実を語っていても、それを広める‌‌紹介者やメディア‌‌が意図的に虚偽を広めている実態を告発する内容となっています。

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目次

  1. 前置き+コメント
  2. 要旨
  3. 調査報告書:異常現象における「事実」と「物語」の乖離 ― 現場調査の重要性
    1. エグゼクティブ・サマリー
    2. 1. 事実と物語を隔てる「深淵」
    3. 2. 聖母出現事例におけるナラティブの構築
    4. 3. UFO・アブダクション現象における虚偽と誤認
    5. 4. 創造的再構築の諸例
    6. 5. 考古学と未確認動物学における歪曲
    7. 6. 結論:現場調査への回帰
  4. 未解決事象における事実と物語の比較分析
  5. 主要な概念
    1. ‌1. 目撃者の誠意と、普及者(ディルブガドール)による意図的な歪曲‌
    2. ‌2. 現場調査(フィールドワーク)の重要性とオープンソースの危険性‌
    3. ‌3. 暴かれた嘘(フェイク)が生き延び続けるメカニズム‌
    4. ‌4. 物語への信仰と「事実」の拒絶‌
    5. ‌結論‌
  6. 分析された事例:宗教と心霊
    1. ‌1. 宗教における事例:ツァイトゥーンとガラバンダルの聖母出現‌
    2. ‌2. 心霊・超常現象における事例:バリェカスのポルターガイストと睡眠麻痺‌
    3. ‌文脈における意味‌
  7. 分析された事例:UFOと宇宙人
    1. ‌1. 普及者の「創造的な再構築」による自然現象のUFO化‌
    2. ‌2. 嘘だと判明しても消費され続ける「象徴的な写真」‌
    3. ‌3. 現場調査(フィールドワーク)の欠如が神話を生む:シャビエル・Cの誘拐事件‌
    4. ‌全体的な文脈における意味‌
  8. 誤認の要因
    1. ‌1. 気象・天文・自然現象の誤解‌
    2. ‌2. 人工物や照明の錯覚‌
    3. ‌3. 生理学的・心理的要因‌
    4. ‌4. 技術的制約とパレイドリア(錯覚)‌
    5. ‌大きな文脈における「誤認」の意味‌
  9. その他の詐欺と神話
    1. ‌1. 未確認動物学(クリプト動物学):ネッシーの有名な写真‌
    2. ‌2. 古代の宇宙人(エイリアン)と美術品の中のUFO‌
    3. ‌3. カルロス・カスタネダと「普遍的な神話」へのエスカレート‌
    4. ‌大きな文脈における結論‌
  10. 結論
    1. ‌1. 現代における「情報源の汚染」と乖離の絶望的な拡大‌
    2. ‌2. 「机上の研究(オープンソース依存)」の致命的な欠陥‌
    3. ‌3. 唯一の解決策としての「現場調査(フィールドワーク)」‌
  11. 【参考】DeepL 訳

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調査報告書:異常現象における「事実」と「物語」の乖離 ― 現場調査の重要性

本報告書は、雑誌『El Ojo Crítico』第100号に掲載されたマヌエル・カルバジャル氏の論考に基づき、異常現象(UFO、聖母出現、超常現象等)の研究における客観的事実と、メディアや普及者によって構築された「物語(ナラティブ)」の間の深刻な乖離を分析したものである。

エグゼクティブ・サマリー

現代の情報環境において、異常現象に関する「客観的な事実」と、デジタル媒体やSNSを通じて拡散される「物語」の間の溝はかつてないほど深まっている。AI技術による画像加工や、検証を欠いたオープンソース情報の氾濫により、多くの事例が原形を留めないほど歪められている。

本資料の核心的な指摘は、‌‌「証人は嘘をつかないが、情報を広める普及者(メディア、著者、研究者)は嘘をつく」‌‌という点にある。多くの「謎」は現場での直接調査(フィールドワーク)によって解決可能であるが、安易なオープンソースに頼る「書斎派」の研究者が、商業的利益や自身の理論に合致させるために、捏造や誤認を「決定的な証拠」として維持し続けている現状が浮き彫りとなっている。


1. 事実と物語を隔てる「深淵」

現代の研究者が直面している最大の課題は、膨大な情報の山から「麦(真実)」と「毒麦(偽情報)」を選別することである。

  • オープンソースの汚染: インターネット、Wikipedia、Google、メディアなどのオープンソースは、フェイク、詐称、利己的な解釈によって「毒されている」。
  • デジタル・ポス真実: AI技術による画像の「改善」やアニメーション化が、過去の曖昧な記録を「鮮明な証拠」へと変貌させ、事実をさらに遠ざけている。
  • 教皇フランシスコの警句: 「コミュニケーションにおいて不変であるべきなのは、事実を伝え、それを物語と区別する能力である。過去、現在、そして未来のコミュニケーションを損なうのは『物語』である」という言葉が、この問題を象徴している。

2. 聖母出現事例におけるナラティブの構築

ツァイトゥーンの聖母(エジプト、1968-1971年)

  • 一般に流布する物語: 数百万人が目撃し、鮮明な聖母の姿が写真に収められたとされる。
  • 現場調査による事実:
    • 実際の教会は極めて小さく、目撃者との距離はわずか30〜40メートルであった。
    • 当時の現地新聞(Al Ahram等)に掲載された写真は、現代ネットで見られる鮮明な画像とは似ても似つかない、不明瞭な光の塊や移動する発光体に過ぎなかった。
    • 人類学者シンシア・ネルソン博士の証言によれば、現場では当時、加工された写真が市場で販売されていた。
    • 科学的な代替説として、集団ヒステリー(第三次中東戦争後)や、地震活動に伴う発光現象(地殻歪み理論)が提示されている。

ガラバンダル(スペイン)

  • 事実: 当事者の少女たちや当時の司祭への直接取材により、これが「子供の悪ふざけ」から始まったことが判明している。
  • 物語の維持: バチカン(教理省)が公式に超常性を否定したにもかかわらず、一部のUFO研究家はこれを「UFO現象」として解釈し続け、事実を認めようとしない。

3. UFO・アブダクション現象における虚偽と誤認

普及者たちは、しばしば自然現象や単純な物体を「高度な地球外テクノロジー」へと「創造的に再構築」する。

  • ワシントンD.C.上空のUFO艦隊(1952年):
    • 象徴的な写真は、実際には国会議事堂入り口の街灯が雲に反射したものである。1976年に既に解決済みであるが、今なお「証拠」として使われ続けている。
  • プティ=ルシャン事例(ベルギー、1990年):
    • 三角形のUFO写真は、2011年に撮影者が「黒く塗った発泡スチロールと電球で作った模型」であったと告白した。しかし、その後に出版された書籍(レスリー・キーン著等)でも、依然として「世界最高レベルのUFO写真」として紹介されている。
  • ザビエル・Cの誘拐事件(1985年):
    • 宇宙人の写真を含むこの事例は、本人が「アントニオ・リベラ(研究者)の依頼で作った作り話だ」と現場調査に対して告白している。しかし、オープンソース上では今なお、地球空洞説やジンの証拠として引用され続けている。
  • 睡眠麻痺(金縛り):
    • 医学的に解明されている現象であるが、一部の普及者はこれを物理的なアブダクション(誘拐)として描き、社会の集団無意識に「宇宙人による訪問」という虚構のイメージを定着させている。

4. 創造的再構築の諸例

普及者が自然現象や日常的な物体をどのように歪めるかの具体例:

本来の事実物語(普及者による解釈)
航空機の灯火洗練された三角形の宇宙船
気象現象(赤い妖精/スプライト、レンズ雲)触手を持つ大気圏生物、円盤型宇宙船
地殻活動による発光洗練されたエイリアン艦隊
ハリケーンで飛ばされたポータブル洗濯機長方形の超近代的な宇宙船
観測用気球コンタクティー(宇宙人と接触した人々)のナラティブ
警察の介入を伴う家庭内の悲劇(バジェカス事件)スペイン史上最大のポルターガイスト事件

5. 考古学と未確認動物学における歪曲

  • ネス湖の怪物(ネッシー): 1934年の有名な写真は、おもちゃの潜水艦と粘土で作られた模型であったことが1994年に判明している。しかし、観光資源やコンテンツとしての価値が高いため、真実は軽視され続けている。
  • 古代宇宙飛行士説:
    • ギザの大ピラミッドやイースター島のモアイ、古典絵画の中のUFOとされるものは、歴史学的・美術史的な調査により、当時の芸術的慣習や既知の現象として説明がつく。
    • これらを「エイリアンの証拠」と強弁する「専門家」は、自らのチャンネルや著書のプロモーションのために、既に解決済みの「ゾンビ・ミステリー」を維持している。

6. 結論:現場調査への回帰

本分析が導き出す結論は、‌‌「直接の情報源(当事者、現場、原典記録)へのアクセス」‌‌こそが、偽情報から真実を切り分ける唯一の手段であるということである。

普及者やメディアは、事実よりも「魅力的な物語」を優先し、時には意図的に嘘を塗り重ねる。研究者や情報消費者は、オープンソースの情報を鵜呑みにせず、現場の事実に基づいた批判的な視点を持つことが不可欠である。証人が語る内容が誤認であったとしても、それは「嘘」ではない。真の「嘘」は、その誤認や捏造を知りながら、あるいは検証を怠りながら、刺激的な物語として消費者に提供し続ける普及者の側にある。

未解決事象における事実と物語の比較分析

事象または事件名発生場所発生時期流布されている物語・主張調査による客観的事実主な原因・真相の種類影響を与えた人物・媒体
ツァイトゥーンの聖母出現エジプト、カイロ、ツァイトゥーン1968年~1971年数百万人の目撃者の前で、教会の屋根の上に聖母マリアがほぼ毎晩出現した。鮮明な写真が証拠として残っている。実際には断続的な光の点滅や曖昧な発光体であり、広く流布している鮮明な写真は市場で売られていた修正済みの合成写真である。(心理的要因)(誤認)(詐欺)Cynthia Nelson, Michael P. Carroll, Michael Persinger
バジェカス事件(バジェカスのポルターガイスト)スペイン、マドリード、バジェカス1990年代初頭警察も目撃したとされるスペイン史上最も有名なポルターガイスト事件。家族の悲劇を利用した物語の誇張。謎の音は息子が投げた石、ドアの開閉は写真アルバム操作による物理的現象、エクトプラズムは子供の食べこぼしであった。(心理的要因)(詐欺)Guitiérrez family, Manuel Carballal
ネス湖の怪物(外科医の写真)スコットランド、ネス湖1934年湖面から首を出すネッシーの姿を捉えた決定的な写真。おもちゃの潜水艦に粘土の彫刻を載せた偽物。デイリー・メール紙への復讐のために仕組まれた捏造であった。(詐欺)Robert Kenneth Wilson, Marmaduke Wetherell
プティ・レシャン事件ベルギー、ベルビエ近郊プティ・レシャン1990年4月4日ベルギーUFOウェーブ中に撮影された、三角形UFOの最も有名な写真。ポリスチレン(発泡スチロール)を黒く塗り、電球をつけた模型を撮影した偽物であると撮影者が告白した。(詐欺)Patrick Maréchal, Leslie Kean
シャビエル・Cの誘拐事件スペイン、バルセロナ、バリゴルギナ1985年エイリアンに誘拐されたとされ、捕獲者の写真が証拠として提示された。宇宙人や地底人の存在証明とされた。本人が、アントニ・リベラの依頼で物語を捏造したと告白。写真は映画の特撮技術を利用した偽物であった。(詐欺)Antonio Ribera, Xavier C.
ガラバンダルの出現スペイン、アストゥリアスおよびカンタブリア1960年代少女たちが聖母マリアやその他の超常的実体を目撃したとされる宗教的奇跡。少女たちが始めた子供じみたいたずらが制御不能になったものであり、バチカンも超自然性を否定している。(詐欺)David Cuevas, Cristian Puig, Dicasterio para la Doctrina de la Fe
火星の人面岩(スフィンクス)火星、サイドニア地区1976年(バイキング1号による撮影)火星にかつて高度な文明が存在した証拠としての巨大なスフィンクスやピラミッドの遺跡。後の高解像度探査機による撮影で、光と影の加減で顔に見えただけの単なる自然の丘であることが確認された。(誤認)Richard C. Hoagland, Antonio Ribera
ワシントンDCのUFO乱舞(写真)アメリカ、ワシントンDC(連邦議会議事堂)1952年議事堂上空を飛行するUFO艦隊の象徴的な写真として知られる。地上にある街灯の光が、雲に反射してカメラのレンズに映り込んだものであることが判明している。(誤認)Colman von Keviczky, Flying Saucers 誌

[1] LOS TESTIGOS NO MIENTEN… LOS DIVULGADORES SÍ – El Ojo Critico

主要な概念

提供された資料は、「目撃者は嘘をつかないが、普及者は嘘をつく(LOS TESTIGOS NO MIENTEN… LOS DIVULGADORES SÍ)」というテーマのもと、超常現象や怪奇現象における「客観的な事実」と「作られた物語」の間に広がる深い溝(乖離)について詳細に論じています。

この大きな文脈における‌‌主要な概念‌‌は以下の通りです。

‌1. 目撃者の誠意と、普及者(ディルブガドール)による意図的な歪曲‌

資料は、‌‌目撃者の多くは決して嘘をついているわけではなく、善意による自然現象の誤認をしているに過ぎない‌‌と指摘しています。例えば、航空機のライト、気温の逆転現象、気象現象、睡眠麻痺(金縛り)といった現実の現象が発端となっています。しかし、メディア、ジャーナリスト、UFO研究家などの「普及者」は、それを利益に変えたり(コンテンツや視聴数を得るため)、自らの主張を補強したりするために、事実を「創造的に再構築」します。その結果、単なる光の反射や自然現象が、恐ろしい宇宙人や巨大なUFOの物語へと変貌してしまうのです。資料の著者はこれを「一般的に目撃者は嘘をつかないが、その話を広める者たちは嘘をつく」と結論づけています。

‌2. 現場調査(フィールドワーク)の重要性とオープンソースの危険性‌

事実と物語が乖離する最大の原因の一つとして、‌‌研究者が現場に行かず、インターネット(GoogleやWikipedia)やメディアなどの「オープンソース」に依存していること‌‌が挙げられています。現代はAIやSNS、ポスト・トゥルースの時代であり、偽造写真やフェイクニュースが溢れているため、ソースがすでに「毒されている」状態です。現場に赴き、直接目撃者に話を聞く現場調査を行えばすぐに暴けるような嘘や勘違いも、毒されたオープンソースの「物語」だけを分析する机上の研究者たちは、それを真実だと誤認し、誤った結論を導き出してしまいます。

‌3. 暴かれた嘘(フェイク)が生き延び続けるメカニズム‌

ひとたび「物語」として世間に定着すると、‌‌それが捏造や勘違いであると完全に証明された後であっても、メディアや専門家によって消費され続ける‌‌という事実も重要な概念です。

  • ‌プチ・ルシャン(ベルギー)のUFO写真:‌‌ 制作者が「発泡スチロールと電球」を使ったいたずらだったと2011年に自白しているにもかかわらず、現在でも著名なジャーナリストの書籍に「UFOの証拠」として掲載され続けています。
  • ‌ツァイトゥーンの聖母出現(エジプト):‌‌ 出回っている鮮明な写真は市場で売られていた加工写真であり、当時の実際の報道写真は単なる光の瞬きと群衆を写しただけでした。しかし、社会学者やUFO研究家は、現場の「事実」ではなく流布した「物語」をベースに理論を構築してしまいました。
  • ‌ワシントンD.C.のUFO(1952年):‌‌ 単なる街灯の雲への反射であることが1976年に証明されたのに、現在でもAIで強化されてUFOの証拠として使われています。
  • ‌ネッシーの写真(1934年):‌‌ 作者が「おもちゃの潜水艦」を使った偽造だったと自白しているにもかかわらず、「コンテンツや観光資源として優秀すぎるため」今でも本物のように扱われ続けています。

‌4. 物語への信仰と「事実」の拒絶‌

事実が明らかになっても、普及者や信者は自分たちの「物語」を手放そうとしません。ガラバンダルの聖母出現について、最も利益を得るはずのカトリック教会側が「超常現象ではなく子供のいたずらだった」と誠実に認めているにもかかわらず、一部のUFO研究家たちは依然として「背後にUFOがいた」という自分たちの物語を維持しようとしています。

‌結論‌

これらの概念が示しているのは、‌‌「事実を伝えること」と「物語を語ること」を明確に区別する能力の重要性‌‌です。情報が爆発的に増加する現代において、偽情報(フェイクや詐欺)の雪崩の中から真実を見つけ出すためには、加工されたメディアの物語を鵜呑みにせず、現場の一次情報源に直接アクセスすることがかつてないほど不可欠になっていると資料は強調しています。

分析された事例:宗教と心霊

提供された資料は、「目撃者は嘘をつかないが、普及者は嘘をつく」という全体的なテーマを裏付けるために、宗教や心霊現象に関する具体的な事例分析を提示しています。これらの事例から、‌‌人間の現実的な体験や誤認が、どのようにして利益や自説を追求する第三者(普及者)によって壮大な「物語」へとすり替えられていくのか‌‌が詳細に語られています。

資料で分析されている「宗教と心霊」の事例とその文脈は以下の通りです。

‌1. 宗教における事例:ツァイトゥーンとガラバンダルの聖母出現‌

  • ‌ツァイトゥーン(エジプト)の聖母出現(1968〜1971年):‌‌ 現在インターネット上で「歴史上最も壮観な聖母出現の写真」として出回っている鮮明な画像の多くは、実は当時の事実を反映していません。実際の1968年の新聞に掲載された写真は、光の瞬きや不鮮明な白い形が写っているに過ぎませんでした。現場を調査した人類学者シンシア・ネルソンは、光の点滅を見ただけで聖母とは確認できず、後に出回った鮮明な写真は、現象から利益を得ようとした地元住民が市場で売っていた「加工写真」であったと証言しています。目撃者たちは確かに何らかの光(地震活動による発光現象などの可能性)を見ており嘘はついていませんでしたが、社会学者やUFO研究家などの普及者たちは、現場の事実ではなく「市場で売られていた偽造写真(物語)」をベースにして自らの理論を構築してしまいました。
  • ‌ガラバンダル(スペイン)の聖母出現:‌‌ この事件は現地調査の結果、制御不能に陥った「子供たちのいたずら」であったことが判明しています。注目すべきは、聖母出現によって最も利益を得るはずのカトリック教会(バチカン教理省)が「超自然的なものではなかった」と正直に認めている事実です。しかし、現象の背後にUFOの存在を見出そうとするUFO研究家たちは、この事実を拒絶し、現在でも自らの「物語」を維持し続けています。

‌2. 心霊・超常現象における事例:バリェカスのポルターガイストと睡眠麻痺‌

  • ‌バリェカスのポルターガイスト事件:‌‌ スペインの超心理学史上、最もメディアを賑わせたこの事件について、資料の著者が現場で直接調査した結果、超常現象は一切存在せず、娘の死という「家族の悲劇」であったことが確認されました。戸棚が開く現象やバルコニーの音は、家族の操作や物理的な要因(長男が投げた石など)によるものでした。目撃者や通報を受けた警察官は悪意なく事実を報告しましたが、ジャーナリストや普及者たちはこの話を消費し、映画や書籍などのコンテンツを生み出す巨大な「ポルターガイストの神話」へと作り変えてしまいました。
  • ‌睡眠麻痺(金縛り)と寝室への侵入者:‌‌ 睡眠麻痺自体は、精神科医によってよく研究されている普遍的で恐ろしい「現実の体験(睡眠障害)」です。目撃者たちが感じる恐怖や幻覚は本物であり、彼らは決して嘘をついていません。しかし、ミステリーの普及者たちはこの現象を芸術的・創造的に解釈し、「宇宙人による誘拐(アブダクション)」や「悪魔の訪問」といった人工的なイメージを人々の無意識に植え付けています。著者が実際に被害者の寝室の前で寝ずの番をする調査を行った際、物理的な侵入者は一切存在しませんでしたが、翌朝目撃者は「また誘拐された」と主張しました。これは体験が物理的ではなく心理的なものであることを示していますが、普及者たちはそれを「事実」としてメディアで拡散し続けています。

‌文脈における意味‌

これらの事例分析が「目撃者は嘘をつかないが、普及者は嘘をつく」というテーマにおいて示しているのは、‌‌机上の研究者やメディアが、いかに現場の「事実」を無視し、自分たちに都合の良い「物語」を優先しているか‌‌という問題点です。

目撃者の証言は、自然現象の誤認、心理的トラウマ、睡眠障害といった現実の枠内に収まるものですが、普及者たちはそれらをコンテンツとして消費するため、あるいは自らの超常現象信仰を裏付けるために「創造的に再構築」します。現場に行けばすぐに暴けるような事実であっても、オープンソース(インターネットやメディアの情報)だけに依存する研究者たちによって神話化され、事実と物語の乖離が修復不可能なほどに広がっていくのだと資料は結論づけています。

分析された事例:UFOと宇宙人

提供された資料において、UFOと宇宙人に関する事例は、「目撃者は嘘をつかないが、普及者は嘘をつく」というテーマ、すなわち‌‌客観的事実と作られた物語の間の絶望的な乖離が最も顕著に現れる分野(UFO研究)‌‌として詳細に分析されています。

資料は以下の具体的なUFO事例を通して、いかにして無害な誤認や意図的なイタズラが、メディアや自称専門家によって壮大な「宇宙人伝説」へと変貌を遂げるのかを浮き彫りにしています。

‌1. 普及者の「創造的な再構築」による自然現象のUFO化‌

UFO目撃の多くは、目撃者による善意の誤認(嘘ではない)から始まりますが、それを普及者が利益や自説のために「創造的に再構築」することで物語が作られます。

  • ‌普通の現象が宇宙船に:‌‌ 飛行機の位置表示灯は「巨大な三角形のUFO」に、月や太陽のハロ(暈)やレンズ雲は「円盤型の宇宙船」に、火山上の地殻変動による発光現象は「洗練されたエイリアンの船」として普及者のイラストで描かれます。
  • ‌極端な飛躍の事例:‌‌ フロリダのハリケーンで吹き飛ばされた「仮設トイレ」が超近代的な長方形の宇宙船として描かれたり、ブエノスアイレス上空の成層圏気球が40年以上も続く「宇宙人とのコンタクト物語」を生み出したりしました。
  • ‌サーチライトの誤認(スペイン・ア・コルーニャ):‌‌ 目撃者は雲に反射する強力なサーチライトの光を「UFOから照射されたレーザー」だと善意で誤認しました。現場に行けばただの照明だとわかる事実であっても、社会の無意識には「宇宙船のイメージ」だけが定着してしまいます。

‌2. 嘘だと判明しても消費され続ける「象徴的な写真」‌

ひとたびUFOの「証拠」として広まった写真は、それが捏造や自然現象であると完全に証明された後でも、普及者たちによって意図的に使われ続けます。

  • ‌ワシントンD.C.のUFO編隊(1952年):‌‌ 議事堂上空のUFOとされる有名な写真は、1976年の時点で「雲に反射した街灯の光」であることが証明されています。しかし、現在でもAIで「改善」され、波動の証拠としてメディアに登場し続けています。
  • ‌ベルギーの三角形UFO(プチ・ルシャン、1990年):‌‌ ベルギーのUFOウェーブを象徴するこの写真は、2011年に撮影者本人が「黒く塗った発泡スチロールと4つの電球を使ったイタズラだった」と自白しています。にもかかわらず、2017年に出版された高名なジャーナリスト(レスリー・キーン)の著書でも「世界最高のUFO写真」として扱われ、一部の専門家はこの発泡スチロールの写真を元に「UFOの推進システム」について真面目に仮説を立てています。
  • ‌火星の人面岩(1976年):‌‌ バイキング1号が撮影した火星の「スフィンクス」は、その後の高解像度写真でただの自然の地形であると判明しました。それでも普及者たちは「NASAが真実を隠蔽している」という陰謀論の物語を維持し続けています。

‌3. 現場調査(フィールドワーク)の欠如が神話を生む:シャビエル・Cの誘拐事件‌

1985年にスペインで起きたシャビエル・Cによるエイリアン・アブダクション(誘拐)事件は、宇宙人の写真を証拠として提示した稀有なケースであり、数多くのオカルト本で「本物の事件」として扱われました。オープンソース(既存の出版物やネット情報)のみに依存する机上の研究者たちは、これを「地球外生命体の実験」「地底人の仕業」「イスラム教のジン(精霊)」など、自分たちの都合の良い物語に合わせて解釈しました。 しかし、資料の著者が‌‌直接現場へ赴き本人に取材した結果、シャビエルは「著名なUFO研究家(アントニオ・リベラ)に頼まれて捏造した作り話だった」と自白‌‌しました。特撮の仕事をしていた彼らが作った偽物であり、背後にはエイリアンも地底人も存在せず、そこにあったのは「コンテンツを生み出すための優れた物語」だけでした。

‌全体的な文脈における意味‌

これらのUFO事例が示しているのは、‌‌「物語」が利益や注目を集めるためにいかに強力であり、普及者たちがいかに「事実」を軽視しているか‌‌ということです。目撃者の善意の勘違いや、一部の者による他愛のないイタズラ(事実)は、現場に行かずインターネットやメディアの情報のみに依存する研究者やジャーナリストによって吸い上げられます。そして彼らは、真実が明らかになった後でさえも、コンテンツとして優秀すぎるその「物語」を手放すことなく、読者や視聴者に嘘を提供し続けていると資料は結論づけています。

誤認の要因

目撃者による「誤認」の大部分は、悪意のある嘘(詐欺)ではなく、‌‌目撃者自身の善意による純粋な勘違い‌‌であると資料は明確に述べています。この無害な誤認という「事実」が、利益や自説の補強を狙う普及者(ジャーナリストや研究家)によって「創造的に再構築」されることこそが、事実と物語の乖離を生み出す根本的なプロセスです。

資料が挙げている具体的な「誤認の要因」は、主に以下の4つのカテゴリーに分類され、これらがどのように物語へと変貌するかが分析されています。

‌1. 気象・天文・自然現象の誤解‌

最も一般的な誤認の要因は、目撃者が自然現象の正体を特定できず、異常なものとして解釈してしまうことです。

  • 熱逆転現象、月や太陽のハロ(暈)、レンズ雲などの気象現象は、円盤型の宇宙船に誤認されます。
  • レッドスプライトと呼ばれる高層大気での自然発光現象は、UFO研究家たちによって「恐ろしい触手を持つ成層圏の生物」として描かれます。
  • メキシコのポポカテペトル山などで見られる火山の地殻変動に伴う発光現象(テクトニック・ストレスによる光)も、洗練されたエイリアンの船へと物語化されます。

‌2. 人工物や照明の錯覚‌

ごくありふれた人工物が、状況によって未知の物体に見えてしまうケースです。

  • 飛行機の位置表示灯は「巨大な三角形のUFO」へと容易にすり替えられます。
  • ワシントンD.C.のUFO騒動(1952年)の象徴的な写真は、実は「雲に反射した議事堂前の街灯の光」でした。同様に、スペインのア・コルーニャでのUFO目撃も、空に向けられた強力なサーチライト(スカイトラッカー)の光が雲に反射したものでした。
  • 極端な例として、ハリケーンで空に吹き飛ばされた「仮設トイレ」が超近代的な長方形の宇宙船と誤認されたり、ただの成層圏気球が40年も続く宇宙人とのコンタクト物語の起点になったりした事例も報告されています。

‌3. 生理学的・心理的要因‌

目撃者自身の内面的な体験や心理状態が、外部の異常現象として誤認されるケースです。

  • 睡眠麻痺(金縛り)や、入眠・覚醒時に起こるヒプナゴジック・ヒプノポンピック幻覚は、精神科医によってよく研究されている現実的で恐ろしい体験です。しかし、普及者たちはこの睡眠障害を「宇宙人による誘拐」や「悪魔の訪問」として解釈し、人工的なイメージを社会の無意識に植え付けます。
  • 目撃者は、時計によるかすり傷や自然な皮膚の赤みなどを「宇宙人に誘拐された物理的な証拠」と信じ込んでしまうことがあります。
  • ツァイトゥーンの聖母出現においては、前年の戦争(第三次中東戦争)でイスラエルに敗北した民衆が抱えていた強い不安が、「集団ヒステリー」を引き起こして光の誤認を増幅させた要因の一つとして社会学者から指摘されています。

‌4. 技術的制約とパレイドリア(錯覚)‌

カメラなどの技術的な限界が、存在しない形を浮かび上がらせる要因です。

  • 1968年のツァイトゥーンでの報道写真は、当時の古いカメラのブレによって単なる光が「天使」や「鳩」のような形に見えたに過ぎませんでした。
  • 1976年のバイキング1号の低解像度カメラで撮影された火星の地形が「スフィンクスやピラミッド」に見えた現象もこれに該当します。後に高解像度の探査機によってただの岩山だと証明されても、普及者は事実を受け入れず「NASAが真実を隠蔽している」という物語に書き換えてしまいます。

‌大きな文脈における「誤認」の意味‌

これらの要因が示しているのは、‌‌目撃者が体験した事象そのもの(光の反射、睡眠障害、自然現象など)は間違いなく現実の物理的・心理的な「事実」である‌‌ということです。目撃者は嘘をついておらず、ただ知識不足や状況によって自然な見間違いをしたに過ぎません。

しかし、現場に足を運ばずオープンソース(ネットやメディアの情報)だけに依存する普及者や研究者たちは、この「誤認の原因」を調査して正すどころか、自分たちの利益やコンテンツのために利用し、意図的に「宇宙人」や「悪魔」の物語へと肥大化させます。このプロセスこそが、「目撃者は嘘をつかないが、普及者は嘘をつく」という絶望的な乖離の正体であると資料は結論づけています。

その他の詐欺と神話

提供された資料における「その他の詐欺と神話」の分析は、「事実と物語の乖離:目撃者は嘘をつかないが普及者は嘘をつく」というテーマの最も冷酷な側面、すなわち‌‌「物語が利益を生む場合、たとえ完全に嘘だと証明されていても、普及者は意図的に真実を無視して嘘を拡散し続ける」‌‌という現実を浮き彫りにしています。

これまでの事例(光の誤認や睡眠障害など)の多くは目撃者の「善意の勘違い」が発端でしたが、未確認動物や古代の謎に関する事例では、発端そのものが詐欺や捏造であるケースが含まれます。しかし問題の本質は、‌‌嘘が暴かれた後も「普及者(ジャーナリスト、専門家、メディア)」がその事実を拒絶し、神話を延命させている‌‌点にあります。

資料は以下の具体的な「詐欺と神話」の事例を挙げています。

‌1. 未確認動物学(クリプト動物学):ネッシーの有名な写真‌

事実と物語の間の「深淵」は、ネッシー伝説においても顕著です。1934年に撮影され、世界中の新聞の一面を飾ったネス湖の怪物の写真は、1994年に関係者の死の床での告白により、「おもちゃの潜水艦に粘土の彫刻を乗せたもの」であり、新聞社への復讐のためのイタズラであったことが完全に証明されました。 今日、この写真が詐欺であることは誰もが知る「事実」です。しかし、本や雑誌、番組、そしてネス湖の観光カタログやグッズには、未だにこの写真が本物のように登場し続けています。資料の著者はその理由を、‌‌「コンテンツや観光の訪問を生み出すには(物語が)あまりにも優秀すぎるため、真実を語ることができないからだ」‌‌と鋭く指摘しています。

‌2. 古代の宇宙人(エイリアン)と美術品の中のUFO‌

毎年夏になると、非専門家のジャーナリストたちが「古代の美術品や遺跡に残された宇宙人訪問の証拠」というテーマを蒸し返します。しかし、著者がクフ王のピラミッドやフィレンツェの古典絵画などを現地調査し、専門家に確認した結果、その証拠は「すべてが偽物」でした。絵画に描かれているのはUFOではなく、その流派の印や教皇の帽子、既知の自然現象に過ぎません。 ジャーナリストの無知による善意の拡散はまだしも、自称「専門家」たちが自分のチャンネルや番組、書籍を宣伝するために、‌‌すでに解決済みの「ゾンビのようなミステリー(misterios zombis)」を意図的に維持し続けていることは許しがたい‌‌と著者は批判しています。

‌3. カルロス・カスタネダと「普遍的な神話」へのエスカレート‌

作られた物語がメディアやジャーナリズムの制御を完全に離れ、「普遍的な神話」のレベルにまで到達してしまった最悪の例として、呪術師の教えで知られるカルロス・カスタネダが挙げられています。 著者は彼を「別の詐欺(Otro fraude)」と断言していますが、彼の生み出した物語は今でも映画やシリーズ、本を生み出し続けており、最も恐ろしいことに、‌‌現在でも論文や博士論文の学術的な情報源として引用され続けています‌‌。

‌大きな文脈における結論‌

これらの「その他の詐欺と神話」の事例が示しているのは、フェイクニュースやSNS、ポスト・トゥルース(脱真実)の時代において、‌‌オープンソース(ネットやメディアの既存情報)がいかに毒され、利益や関心のために歪められているか‌‌という事実です。

ベルギーのUFO写真(発泡スチロールの捏造)や、火星の人面岩(ただの自然の地形)と同様に、普及者たちは事実を伝えることよりも、読者や視聴者を惹きつける「物語」を維持することを優先します。この絶望的な乖離を乗り越え、事実と物語を区別するための唯一の方法は、毒されたネット情報に頼るのをやめ、現場での直接調査(フィールドワーク)に回帰することであると資料は強く訴えかけています。

結論

資料の最終的な結論は、本稿のタイトルでもある「一般的に目撃者は嘘をつかないが、その話を広める者(普及者)たちは嘘をつく」という命題の再確認であり、‌‌「作られた物語(relato)」と「客観的な事実(hecho)」を区別するための唯一の方法は「現場調査(フィールドワーク)への回帰」である‌‌という強い提言です。

事実と物語の乖離という大きな文脈において、資料は結論として以下の重要なポイントを提示しています。

‌1. 現代における「情報源の汚染」と乖離の絶望的な拡大‌

AI(人工知能)、SNS、デジタルメディア、そしてポスト・トゥルース(脱真実)の時代において、異常現象をめぐる「物語」と、その発端となった「客観的事実」を隔てる深淵はかつてないほど広がっています。毎日何十万もの偽の写真や証言が生成されており、インターネット(GoogleやWikipedia)やメディアといったオープンソースは、フェイク、詐欺、そして利益目的の歪曲によって完全に「毒されて」います。

‌2. 「机上の研究(オープンソース依存)」の致命的な欠陥‌

著者は、インターネットや出版物などのオープンソース情報のみを扱う「机上の研究者(investigadores de gabinete)」を厳しく批判しています。毒された情報源(すでにメディアや普及者によって創造的に再構築された物語)をベースに研究を行えば、そこから導き出される結論は必然的に誤ったものになります。かつての第一世代の研究者にとっての課題は「希少な情報を見つけること」でしたが、現代の最大の課題は‌‌「毎日押し寄せる偽情報の雪崩の中から、真実(麦)と嘘(毒麦)を見分けること」‌‌へと逆転しています。

‌3. 唯一の解決策としての「現場調査(フィールドワーク)」‌

この乖離を乗り越えるための唯一の手段は、‌‌現場に直接赴き、一次情報源である当事者から直接話を聞くこと‌‌です。火星の「人面岩」の真相を確かめるために火星へ直接行くことはできなくとも、地球上で起きている異常現象であれば、自らの足で現場調査を行うことができます。

これまでの事例分析(光の誤認から生まれた聖母出現、発泡スチロールによるUFO写真の捏造、観光資源として維持されるネッシー伝説など)を通して著者が一貫して訴え続けているのは、‌‌作られた物語はコンテンツとしてあまりにも優秀であるため、メディアや普及者は自ら進んで真実を語ることは決してない‌‌という現実です。

だからこそ、情報が溢れる現代において真実を見失わないためには、与えられた「物語」を消費するだけでなく、現場の「事実」に直接アクセスすること(フィールドワーク)がかつてなく重要になっており、それこそが事実と物語を区別するための唯一の道であると結論づけています。


【参考】DeepL 訳

(元記事の静止画は含めていない。)

目撃者は嘘をつかない……しかし、報道する側は嘘をつく これをシェアする

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『EOC』第100号に掲載

EOC 100 portada物語と、それが指し示す客観的事実とを区別しない限り、 私たちはこれからも、人参を追いかけてぐるぐる回り続けることになるだろう。そして実際のところ、この時代においては AI、SNS、デジタルメディア、そしてポスト・トゥルース――物語を隔てる深い溝 それらを引き起こす客観的事実の異常現象について、ますます さらに。そして、フェイクニュースや詐欺にますます汚染されつつあるオープンソースは、 虚偽や偏った情報が増えるにつれ、情報へのアクセスがますます不可欠となっている その現象の当事者たちに直接、というのも、毎日 何十万もの偽の写真、動画、そして虚偽の証言が、いわゆる 異常。皮肉なことに、初期の研究者たちにとっては、 難しかったのは、何らかの出版物や参考文献、あるいは事例集にアクセスすることだった 国際的な。今、問題は、その中から麦と雑草を見分けることである。 日々私たちを押し寄せる偽情報の洪水。

「すべきことは 「コミュニケーションにおいて常に変わらないものとして残るのは、事実を伝え、それを物語と区別する能力である。過去や現在のコミュニケーションを損なっているものの一つは、物語であり、おそらく将来もそうなるだろう」。

教皇フランシスコ

現場で直接情報収集を行うフィールド調査員が持つ異常現象に対する認識と、新聞やGoogle、ウィキペディアといった公開情報源に依存する人々の認識との間には、ますます大きな隔たりが生じている。そして、もし情報源が歪んだものであれば、そこから導き出される結論は常に誤ったものになってしまう。

専門メディアでは、こうしたことが頻繁に見受けられる。現場での直接的な調査を行うと、ある現象についてこれまで読んだり、見たり、聞いたりしてきたことすべてを、改めて見直さざるを得なくなることがよくある。

その見事な例が、カイロのコプト教徒地区であるザイトゥーンでの、聖母マリアの有名な御出現です。キリスト教徒の地区です。zeitun

何千もの本、記事、ドキュメンタリー、番組などで語り継がれてきた話によると、1968年から1971年にかけて、「何百万人もの目撃者」が、ほぼ毎晩のように、コプト教会のドームの上に現れる聖母マリアの姿を目撃したという……

この出来事に関する写真は数多く残されています。Google画像検索で「ザイトゥーンの聖母の御出現」と検索するだけで、マリアの御出現の歴史上最も壮観な「写真」をご覧いただけます。そのすべてが白黒写真です。また、最近AIを用いて着色・「補正」された現代的な画像もいくつかあります。

Zeitun2しかし、カイロにあるゼイトゥーンの聖母教会に到着してまず強く目を引くのは、その大きさだ。目撃者たちの証言とこの現象の現場との間には、わずか30~40メートルほどしか離れていない。教会はごく小さなものです。実は、1924年にタウフィク・ハリル・イブラヒムが、父の追悼のために建てたものです。設計上、これは非常に重要な点ですが、イスタンブールのアヤソフィア教会のミニチュアとして造られています。

タウフィク・ハリル・ベイは、ゼイトゥーンに建物を建設することを決めていたコプト教徒の実業家だったが、夢の中で聖母マリアの御姿を目にした。彼女は――これも重要な点だが――もし彼がその場所に教会を建てれば、40年後にその場所に現れて特別な形でその場所を称えることを約束した。コプト教の伝承によれば、そこはイエス、マリア、ヨセフがエジプトへ逃れる際に身を寄せた場所である。彼はその約束を受け入れ、こうして聖マルコ教会が建設された。同教会は1925年6月29日に奉献された。images (6)

『必死に神を求める』(エル・オホ・クリティコ、2025年)で述べたように、私はゼイトゥーンの聖母教会を訪れた際、教会および隣接する建物にある病院・療養施設の責任者であるベゴエル・ムッサ神父にインタビューする機会を得た。診察を待つ患者たちが数人おり、その横の展示棚には、この奇跡を報じたエジプトのメディアの切り抜きがいくつか置かれていた。

聖母は約束を果たし、教会の奉献から40年後――正確には43年後――に、主ドームの上に姿を現した。少なくとも、当時の新聞はそう報じていた。

53830020その場は張り詰めた空気に包まれていた。その1年前、イスラエルは六日戦争でエジプト軍を壊滅させており、人々は新たな報復を恐れていた。そのため、ある若い整備士がザイトゥーン教会のドームの上に白い服を着た女性を見たと主張したとき、誰もがそれを、遅ればせながら約束を果たしに来た聖母マリアだと解釈したかったのだ。

イエス(イスラム教ではイサ)の母であるマリアは、イスラム世界において深く崇敬されている人物であることに留意すべきである。実際、コーランでは聖書よりもマリアとその家族について多く語られている。彼女に捧げられた章が丸々1つあるのだ:ミリアム。 したがって、コプト教徒だけでなく、イスラム教徒までもが、この奇跡を目撃するためにザイトゥーンのキリスト教地区に殺到したことは、決して珍しいことではない。4510k

エジプトの全国紙であるアル・アハラム、アル・ゴムホリア、アル・アクバルや、週刊誌のワタニ、さらにはエジプトを代表する英字紙であるザ・エジプシャン・ガゼットまでもが、1968年の目撃情報を報じた。その多くは記事に写真を添えている。驚くべきことに、当時マスコミが掲載した画像は、現在インターネット上で見かけるとされる写真とは全く似ていない。何よりも、それらは写真ではないからだ……

images (4)オリジナルの写真には、教会の前に群がり、ドームを見上げている何百人もの目撃者の姿が写っている。写真には、初期のプレートカメラやフィルムカメラの感光材に捉えられたためブレて写っている光の点がいくつかあり、後にこれらは「天使」や「鳩」と解釈されることになる。そして、1968年5月5日に新聞アル・アハラム、翌日にはレバノンの新聞アル・アンワルに掲載された、この出現の最初の写真においてのみ、教会の上に白い形が確認できる。教会の上空に浮かぶ白い形が確認できる。少し想像力を働かせれば、それは人型のシルエットと見なすこともできるだろう。しかし、現在あらゆるメディアで再現されている画像の鮮明さ、シャープさ、輪郭の明瞭さとは、全く比較にならない。では、今日私たちが見ているザイトゥーンの出現に関する画像は、事件発生時にアラブの報道機関が掲載した、現実とはかけ離れた現象とは全く似ても似つかないものだが、一体どこから出てきたのだろうか?その答えは簡単だ。市場からだ。www-St-Takla-org__Saint-Mary_Apparitions-1-Zaitoun-21

この現象を目撃した数百人(マリア信者たちは数百万人と主張している)の中には、カイロ・アメリカン大学の人類学教授であるシンシア・ネルソン博士も含まれており、彼女は1968年6月1日から好奇心に駆られて何度かザイトゥーンを訪れていた。ネルソン博士は、聖母マリアと特定できるようなものは何も見なかったと述べたが、灯台と思われる「点滅する光の閃光」や、「ヤシの木の間から輝いて見える、形が定まらない光」は目撃したという。そして彼女にとってそれは謎であった。「というのも、教会周辺の街灯は数日間、すべて消されていたからだ」。

写真の出所に関しては、ネルソンの証言が極めて重要である。彼は、数日後――ベルメスの「顔」からコリアの「キリスト像」に至るまで、数多くの類似事例で見られるように――この現象を金儲けの材料にしようと企んだ近所の悪知恵の働く連中が、適切に加工した出現の写真をザイトゥーンの市場で販売していたと証言しているからだ。

結論として、すべての報道関係者や大多数の机上の分析家がザイトゥーンの目撃現象を扱う際に用いる描写は、事実ではなく物語を反映したものに過ぎない。そして、それに基づいて、一部の研究者は様々な説明を提示している。社会学者のマイケル・P・キャロル、ロバート・バーソロミュー、エリック・グードらは、ザイトゥーンの出現を、1年前に起きた戦争に端を発する集団ヒステリーの顕著な事例として提示している。一方、フアン・S・ダーやマイケル・パーシンガーらのような研究者は、光現象そのものの原因として「地殻変動説」を提唱している。これは、地震の発生が奇妙な光の出現を引き起こすという考え方である。ザイトゥーンでは1968年から1971年の出来事の前に、ある程度の地殻変動が観測されていた。したがって、光の発生源は、この地震活動に伴う副産物であった可能性がある。

そしてもちろん、一部のUFO研究者は、他のすべての聖母マリアの御出現と同様に、ゼイトゥーンでの出来事もUFOと結びつけています。しかし、どの説を支持するにせよ、リアルタイムで公開された情報によれば、3年間にわたり、何百人、あるいは何千人もの目撃者が、何か非凡なものを目撃しようと、ゼイトゥーンの小さな教会に集まったことが示されています。しかし、それは現在、専門メディアやGoogleで見かけるようなものとは似ても似つかないものです。451547145_2127827240928414_8935139980433363147_n

他の聖母出現事例においても、実際の出来事とメディアの報道との間には、さらに埋めがたい隔たりが存在します。アストゥリアス州およびカンタブリア州におけるガラバンダルの出現について、当団体の同僚であるデビッド・クエバスとクリスティアン・プイグが行った現地調査の報告を、EOC第99号に掲載しておりますので、ぜひ再読ください。[1]Jacinta junto al autor del reportaje

クエバスとプイグは、複数の霊能者や調査を担当した司祭と直接接触する機会を得ており、この一件が少女たちの制御を逸脱した単なる子供じみた悪ふざけであったことをかなり明確に示している。聖母マリアの御出現など一度もなかった。しかし、その他の異常な存在の出現もなかった。

『EOC』第99号の発行直後、いわゆる神秘現象の調査を担当するバチカンの機関である信理省は、ガラバンダルに関する公式見解を発表し、「超自然的な事象は確認されなかった」とした。クエバスが個人的にインタビューした司祭たち自身から、当初からすべてが子供じみた悪ふざけであったことは分かっていた。そして、マリアの御出現の最大の受益者であるカトリック教会が、その欺瞞を認める誠実さを見せたことは、称賛に値する。

そうしていないのは、UFO研究コミュニティの相当な部分である。彼らは長年にわたり、聖母マリアの御出現の背後にはUFO現象が隠されているという説を擁護してきた。そして今日でも、彼らは事実を認めようとせず、自らの説を固守し続けている。しかし、もしすべてが子供じみた冗談だったとするなら、ガラバンダルには聖母マリアも、UFOも、宇宙人も、何一つ存在しなかったことになる…… あったのは、山をも動かすほどの信者たちの信仰の計り知れない力だけだった。

1985年にバルセロナのヴァルゴルジーナで拉致されたとされるザビエル・C.のような有名な事例でも、同じことが言える。そして、拉致犯たちの写真を証拠として提示した唯一の拉致被害者でもある。ザビエル・C.の事件は、さまざまな言語で書かれた無数のミステリー本の中で、今もなお実在の事件として取り上げられ続けている。それは、著者に都合の良い物語や説に基づいて、あらゆる種類の推測、理論、憶測を呼んできたのだ。IMG_20191115_131037 (2)

古典文学では、地球外生命体が人間に対して実験を行っているという説が語られている。より神秘的な説を好む人々の中には、地球の深部に生息する地下文明の存在を主張する者もいる。さらにはイスラム世界においても、この事例は広く取り上げられ、コーランに登場する精霊「ジーン」の存在を裏付ける反論の余地のない証拠として提示されてきた。

これらはすべて公開情報に基づいている。しかし、誰も当事者に直接話を聞く手間を惜しんだ。私たちだけが、一次情報源に直接足を運んで現地取材を行った。しかし――EOC第89号(1989年)を参照されたい。そこでは、ザビエル・C氏やその他の関係者らを直接突き止めるまで4年間にわたる調査結果を掲載しているが――ザビエルは、すべてが嘘だったと私たちに告白した。アントニオ・リベラの依頼で、拉致されたという話をでっち上げたのだと。[1]

つまり、これらの 見事な写真(ザビエルも、同じく取材した彼の兄も、映画の特殊効果制作に携わってきた)の裏には、何もないということだ。宇宙人も、ジナも、地下人も、何もない……ただ一つの物語があるだけであり、それはあらゆる優れた物語と同様、コンテンツを生み出すための材料に過ぎない。 [1]

fsr2もちろん、いわゆる異常現象に関する報告のすべてが、意図的な詐欺によるものというわけではない。その多くは、目撃者の善意による誤解に起因するものだが、メディアによって商業的に利用されるために誇張されているのだ。09204_2004_001_a

同様のことが、1952年に米国の首都で起きた目撃ラッシュに関するあらゆる記事の挿絵として用いられている、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂上空に浮かぶUFOの編隊を捉えた伝説的な写真にも言える。この象徴的な写真は、雑誌『Flying Saucers』第81号で初めて掲載され、それ以来、数千冊もの書籍や記事、番組で転載されてきた。さらには、1952年のUFO目撃ラッシュを題材にしたコミックのインスピレーション源にもなった。

あの有名な建物を訪れれば、街灯の位置と空に浮かぶUFOの位置が一致していることに気づくだけで十分だった。そして1976年には、旧来の学派の大半と同様にHET(超常現象の科学的説明)を擁護するコルマン・フォン・ケヴィツキー大佐のように、組織的懐疑主義運動(MEO)に属しているとは到底思えない人物でさえ、すでに『Official UFO Magazine』第9号において、あの有名な画像の説明を発表していた。これは、州議事堂の入り口にある街灯が雲に映り込んだものである。

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その後、他のアナリストたちも同様の研究を行い、同じ結論に達した。しかし、その画像は今もなおメディアで頻繁に取り上げられており、現在は「改良」され、さらにはAIによってアニメーション化されたものまで存在している。

もちろん、このデマが1952年のワシントン上空でのUFO目撃ラッシュ全体を否定するものではない。レーダーの反応や、数百人に及ぶ目撃者、さらにはベアトリス・ビジャロエル博士による最近の天文学的研究さえも否定するものではない。しかし、もしその映像を根拠にしてこの事件について結論を下そうとするなら、間違いを犯すことになるだろう。image-18

また、ザイトゥーン、ガラバンダル、あるいはザビエル・Cといった事例の起源を特定したからといって、他のすべての事例が偽りであるということにはならないが、それらは現地調査と公開情報源の活用との違いを如実に示している。

独創的な再構築

公開情報源のみを扱う机上の研究者が直面する最大の問題の一つは、彼らに届く情報が、しばしば事実とは全くかけ離れているという点だ。そして、この種の事例は枚挙にいとまがない。

おそらく数千、いや数十万もの事例において、従来の航空機の位置灯が、情報発信者たちによって創造的に再解釈されることで、洗練された三角形の宇宙船(地球起源か、あるいは地球外起源か)へと変貌している。これまでに数百件もの事例が記録されている。

また、逆転層や月暈・日暈、レンズ雲といった自然現象も、科学普及活動家たちが提供するイラストの中で、息をのむような円盤型の宇宙船として描かれている。

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風船や、赤い小人のような自然現象は、HEBEの愛好家たちによって、長く恐ろしい触手を持つ「成層圏生物体」へと変貌させられる。

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マイケル・パーシンガーが綿密に研究した、メキシコのポポカテペトル火山のような場所で観測される地殻変動の光は、UFOに関する物語の中では、洗練された宇宙船へと姿を変える。

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フロリダでハリケーンに吹き飛ばされた移動式洗濯機でさえ、最先端の四角い宇宙船のように描かれている。

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最も極端な例としては、ブエノスアイレス上空に現れた成層圏気球が、40年以上にわたって語り継がれてきたコンタクト説(『フレンズシップ』)の物語を生み出すこととなった。

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1990年6月23日の大規模な目撃事件のような劇的な事例において、筆者は、ア・コルーニャの地上に光のビームを「投影」しているかのように見えた光の現象について、数多くの証言を集めることができた。さらに、目撃現場へ急行してその現象を自ら目撃し、その正体を突き止めることさえできた。それは、数え切れないほどのUFO事例を生み出してきた「スカイトラッカー」投光器であった。

よくあることだが、目撃者たちは嘘をついていたわけではなく、単に善意から自然現象を誤解していただけだった。雲に向かって光を照射していたのは投光器であり、レーザーで地面を照らしていたのは宇宙船ではなかった。しかし、社会的な無意識に定着してしまうイメージは、往々にして後者の方である。ただ、実際には宇宙船など存在しなかったのだ。

descargavallecas 2しかし、この問題はUFO現象だけに限ったことではない。例えば、事件が発生した際、わざわざマドリードのバジェカスにあるグティエレス家の自宅を訪ねた私たちのような研究者たちは皆、その場所で超常現象など一度も起きたことがないことを認識していた。しかし、その話はあまりにも格好良すぎて無駄にはできなかったため、情報発信者たちは、娘の死による家族の悲劇を、スペインの超心理学史上最もメディアで取り上げられたポルターガイスト事件へと変貌させた。そして、ほとんどの場合と同様に、目撃者たちは嘘をついていなかった。警察官たちでさえもだ。私自身も、091番の同僚たち(彼らもまたその家を訪れたことは一度もなかった)が事件報告書に記した、いわゆる現象のいくつかを目の当たりにした。エクトプラズム(末っ子の離乳食)、写真アルバムを扱うたびに(私の目の前でも)開くクローゼットの扉、そしてバルコニーからの謎の音(長男が母親の指示で投げた石)。 vallecas 3

以上が事実です。一方、バジェカスのポルターガイスト伝説というのは、ジャーナリストや情報発信者たちによって作り上げられた物語に過ぎません。彼らはこの事件について、映画やドキュメンタリー、記事、さらには3冊もの専門書まで制作しました。そのうちの1冊は米国で出版された。ちなみに、コンセプシオン・ラサロが娘のマリアネラと共に、娘エステファニアの写真を掲げているあの象徴的な写真は、組織的懐疑主義運動(MEO)のメンバーであるミゲル・アンヘル・サバデルが自身の著書で使用しているように、あらゆるメディアで利用されているが、それを撮影したのは私だ。なぜなら、私は実際にその場にいたからだ。彼らはそうではなかった…[2]

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paralisis del sueño睡眠麻痺は、紛れもなく実在し、普遍的かつ恐ろしい現象である。しかし、一部のミステリー愛好家を除けば、もはや誰もそれが実在しない現象だとは疑っていない。覚醒状態から睡眠状態へ移行する直前や直後に生じる入眠時幻覚や覚醒時幻覚と同様に、精神科医や心理学者によって綿密に研究されており、 この種の睡眠障害を持つ患者が描いた絵と、UFO研究の本に載っている「芸術的」な解釈とを比較してみるだけで十分だ。後者は、物語を売り物にするために、事実からかけ離れた人工的なイメージを集合的無意識に定着させている。目撃者は嘘をつかないが、その情報を広める者たちは嘘をつく。

私個人の場合、フィールドワークをもう少し踏み込んだものにしたことを告白しておこう。私の『フィールドノート第6号』「タイプ4の近接遭遇」で詳述している通り、バッド・ホプキンスとホイットリー・ストリーバーが著書『インтруーサーズ』と『コミュニオン』によって引き起こした、繰り返される拉致事件や寝室への訪問者の波が押し寄せた際、私たち研究者全員は数百件もの事例を収集する機会を得た。schermata-2016-04-06-alle-03-43-16

しかし、そのうちのいくつかでは、筆者は単に目撃者の証言を記録するにとどまらず、いわゆる拉致事件が起きるとされる夜、当事者たちの家で文字通り「見張り」をする許可を得ることができた。私の『フィールドノート』に記した爆笑必至のエピソードや、この状況のカフカ的な側面―― 夫婦が眠る寝室のドアの前で、UFO研究家が拉致の目撃者となるべく見張りをしているという状況はさておき、私は、それらの夜、それらの家々の寝室に、地球外生命体、地球内部生命体、インキュバス、サキュバス、小鬼、ジナ、あるいはいかなる存在も訪れなかったことを保証できる。しかし翌朝、目撃者たちは再び拉致されたと主張し、その訪問の証拠として小さな傷跡や傷(擦り傷、時計による擦り傷、自然な皮膚の発赤など)さえ見せつけた。彼らの一部にとっては、それらが現実のものだった可能性もある。だが、それは物理的なものではなく、精神的な性質のものだったのだ。それにもかかわらず、そうした事例の一部は、あたかも単なる作り話以上のものだったかのように、書籍や雑誌、番組などで繰り返し取り上げられてきた。

これは、すべての著者が嘘をついているということだろうか?この現象の提唱者たちとの私自身の経験から言えば、ホプキンスは誠実であり、拉致は現実の現象だと信じていたと思う。一方、ストリーバーは意識的に嘘をついていると私は考えている。

クリプトゾオロジーの世界もまた、事実と物語を隔てる深い溝から免れることはできない。1934年、世界中の数百紙の新聞が、その年の4月19日に外科医ロバート・ケネス・ウィルソンが撮影した写真を一斉に一面で報じた。その写真には、ネス湖(スコットランド)の深淵に棲む千年もの歴史を持つ怪物のシルエットが、初めて、かつある程度の鮮明さで捉えられていた。彼の死後、1994年にマーマデューク・ウェザレルの義理の息子は、義父が死の床で、60年前に仕組んだ詐欺の全容をどのように説明してくれたかを語ることを決意した。tumblr_inline_oiu8gsoQQK1ttyaov_540

実のところ、写真の中で湖面から突き出ている怪物のシルエットは、粘土で作られた彫刻であり、ネス湖に沈められたおもちゃの潜水艦の上に置かれたものだった。あとは写真を撮るだけで、さらに信憑性を高めるために、この写真は英国人外科医ロバート・ケネス・ウィルソンが撮影したものとされた。このすべては、かつて『デイリー・メール』紙に雇われていたマーマデューク・ウェザレルの依頼を受けて、モーリス・チェンバースによって仕組まれたものでした。彼は同紙との関係を悪化させてしまい、その後、同紙を嘲笑することで復讐を始めました。今日では、1934年に撮影されたあの有名なネッシーの写真が偽物であることは周知の事実だが、それでもなお、書籍や雑誌、テレビ番組……さらにはネス湖の観光パンフレットやグッズに、その写真は登場し続けている。それは単に、真実を語るよりも、コンテンツや観光客を呼び込むための材料として、あまりにも都合が良すぎるからに他ならない。[3]

しかし、事実と物語の間のその隔たりが最も顕著に表れているのは、間違いなくUFO研究の分野である。

UFOとされたが、実はそうではなかったものextraterrestres-en-la-antigueedad-o-no

ほぼ毎年、専門外のジャーナリストたちは、夏の恒例行事のように、芸術におけるUFOや古代の宇宙人というテーマを取り上げる。私は『フィールドノート第8号「古代の宇宙人……あるいはそうではない」』を、過去に宇宙人が訪れたとされる証拠を調査するために世界中を旅した経験をまとめることに捧げた。そしてその結果は衝撃的だった。すべてが偽物だったのだ。

クフ王の大ピラミッドにまつわるいわゆる謎(大ピラミッドの排水室に早朝に忍び込むだけで、その欺瞞の疑いようのない証拠を発見できた)から、 グアテマラのジャングルにあるとされるモアイ像(2012年の終末論的なパラノイアの中で、人命を奪うことさえあったデマ)に至るまで、さらには聖書やコーランに登場するUFOの神話(詐欺)に至るまで。

91Rg2kNPDFL._UF1000,1000_QL80_しかし、そのような利己的な物語による事実の操作について、最も明白かつ頻繁に見られる例を、私はフィレンツェで見つけた。そこでは、過去の芸術におけるUFOの反論の余地のない証拠として提示されている数々の古典的な絵画を実際に鑑賞し、専門家にも意見を聞くことができた。そして、またしてもすべてが嘘だった。それらの絵画はすべて、美術史家には周知の物体や現象、画派の印、教皇の帽子、自然現象などを描いているに過ぎない。

専門外のジャーナリストたちが、善意からだと信じたいが、夏ごとに同じ過ちを繰り返しているのも無理はない。彼らは、芸術作品に描かれたいわゆるUFOの古典的な絵画やフレスコ画を、本来は謎などではなかったものとして、またしても持ち出しているのだ。耐え難いのは、いわゆる専門家たちが、自身のチャンネルや番組、あるいは本を宣伝するために、こうした「ゾンビのような謎」を依然として維持し続けていることだ。そして、それが単なる「古代の宇宙人」という神話だけであればいいのだが……61bIWMNjNeL.AC_UF1000,1000_QL80

ホワイトハウスの首席補佐官ジョン・ポデスタ氏自らが序文を寄せた、ジャーナリストのレスリー・キーンによる貴重な著書『UFO』の中で、著者は、世界屈指のUFO画像の一つとして、1990年4月4日(ベルギーでのUFO目撃ラッシュの最中)、ヴェルヴィエ近郊のプティ・ルシャンで、あるカップル――S嬢とその恋人P.M.氏――によって撮影された、あの象徴的な三角形UFOの写真を、カラーの中折ページに3回にわたって掲載している。(ベルギーでのUFO目撃ラッシュの最中)、カップルであるS嬢とその友人P.M.氏(二人とも18歳)によって撮影された、世界でも有数のUFO画像として知られる三角形のUFOの象徴的な写真を、カラーの中間見開きページに3回にわたって掲載している。

TriangleBelgium1990目撃者たちはUFO研究家たちから聞き取り調査を受けることは一度もなく、研究家たちは単に写真を証拠として受け入れただけだった。そして、目撃者がいないという事実(そのほとんどが偽造であるため、本来なら警戒すべき点である)にもかかわらず、プティ・レシャンの写真は「ベルギーUFOラッシュ」の象徴となり、それ以来何千回も複製されてきた。そして今もなお複製され続けている。

2011年、これまで匿名を貫いていた著者が正体を明かした。

ヴェルヴィエの旋盤工パトリック・マレシャルは、その写真がガラバンダルの聖母やベルメスの顔と同様、手におえなくなった悪ふざけだったと告白した。

petit-rechain2その年、私たちは『El Ojo Crítico』第68号の表紙を、パトリック・マレシャルが撮影したペティ・ルシェンの写真を、当研究所で再現することに充てました。かつてサン・ホセ・デ・バルデラスの写真に対して行ったのと同じように。[4]OLEADA-BELGICA

キーンの著書は、著者の告白と我々の反論から6年後の2017年に出版された。ペンタゴンのいわゆる秘密のUFOプログラムを暴露し、現在の米国UFO研究界の状況を生み出した、ニューヨーク・タイムズのスクープ記事を担当したジャーナリストが、自身の著書に掲載した3枚の写真が偽造であることを知らなかったとは、到底信じがたい。このテーマに情熱を注いでいると公言するホワイトハウスの首席補佐官がそれを知らなかったというのは、なおさら信じがたい。しかし事実として、エル・オホ・クリティコによって転載されたパトリック・マレシャルの写真は、今もなお無数の書籍、雑誌、番組で繰り返し掲載され続けている。さらに悪いことに、この写真は様々な「専門家」によって分析され、UFOの推進システムに関する彼らの仮説の理論的根拠として利用されてきた。この件に関しては、私は直接の知識を持って言えるのだが、それは黒く塗られた発泡スチロールの塊に過ぎず、4.5ボルトの電球が4つ付いた、風に揺れるだけの代物だったのだ…

ある事実に基づいた物語は、しばしばメディアやジャーナリズムの制御を完全に脱し、普遍的な神話の域にまで達することがある。こうした事例は数え切れないほどある。

anuncio Castaneda間違いなく最も顕著な例はカルロス・カスタネダだろう。彼を題材にした映画、ドラマ、ドキュメンタリー、書籍、番組、記事が今も次々と制作され続けている。さらに悪いことに、学術論文や博士論文において、彼が学術的な出典として引用され続けているのだ。私は彼に直接会う機会があり、世界でこれまでに書かれた中で唯一のカスタネダの完全な伝記を執筆した。しかし、彼を例に挙げるつもりはない。なぜなら、それは不可能な調査だったと知っているからだ。だから、神話が事実を超えて広がってしまったのも、ある意味当然のことだ。またしても詐欺である。

しかし、他にも多くの例があります。1469t

『火星の幽霊』、『彗星の夜』、『ミッション:トゥ・マーズ』といったハリウッドの大作映画や、さらにはテレビシリーズ『X-ファイル』の第1シーズン第9話においても、1976年に探査機バイキング1号によって撮影されたとされる有名な火星のスフィンクスが、フィクションの物語の要素として登場している。

しかし、アントニオ・リベラやリチャード・C・ホアグランドなど、数多くの情報発信者たちが、ノンフィクションを装った書籍やドキュメンタリーにおいて、火星のスフィンクスやピラミッドとされる写真を根拠に、火星に高度な文明の遺跡が存在するという説を主張した。

「バイキング1号」の打ち上げから20年後、はるかに高解像度の宇宙探査機が火星のキドニア地域を再び撮影し、その謎を解明した。火星にスフィンクスやピラミッドなど存在したことは一度もなかった。それにもかかわらず、キドニアの偽のスフィンクスの画像は、「NASAが真実を隠蔽しようとしている」と主張する陰謀論的な書籍やドキュメンタリーに、今なお登場し続けている。

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もちろん、私たち研究者が火星へ赴いて、そこで報告されている異常現象について現地調査を行うことはできませんが、地球上のどこででも調査を行うことは可能です。そして今、現地調査を復活させることは、かつてないほど重要になっています。

現場で一次資料に直接アクセスすることこそが、事実と物語を見分ける唯一の方法である。

一般的に、目撃者は嘘をつかないが、その証言を広める人たちは嘘をつく。

マヌエル・カルバハル

[1] https://elojocritico.info/el-ojo-critico-no-8990-especial-27-aniversario/

[2] カルバジャル、マヌエル。「通報事由:ポルターガイスト。心霊現象が報告された家屋への警察の出動:公的対応と犯罪学的研究」。『Cuaderno de Campo』第3号。エル・オホ・クリティコ、2019年。

[3] https://quehistoria.es/la-foto-del-monstruo-del-lago-ness-que-engano-a

[4] https://elojocritico.info/caso-petit-rechain-reconstruimos-en-laboratorio-la-foto-ovni-mas-famosa-de-la-oleada-belga/

[1] さらに、Ivooxで放送された番組「DL-File」第40回を聴いてみてください。そこでは、すべての証拠を自分の耳で確かめることができます。 https://www.ivoox.com/dl-file-40-exclusiva-el-djinn-y-audios-mp3_rf_56326841_1.html

[1] https://elojocritico.info/ya-esta-disponible-el-ojo-critico-no-99/

(2026-06-01)